HiBy Music
RS8 II
¥598,000(税込)
※本製品は「2026年2月上旬」発売予定です。現在ご予約を承っております。
約3年ぶりの、進化を遂げた新たなフラグシップモデル
ハイフィデリティオーディオを再定義する新世代「RS シリーズ」
HiBy Musicは2011年の設立から10年以上に渡り、ポータブルオーディオの分野において革新を追求し続けてきました。
ブランド創設以来、オーディオチェーンのあらゆる領域における技術開発を自社で手掛け、OS、再生ソフトウェア、デコーディング、アンプ設計に至るまで、独自のアプローチで理想の音を追求しています。
こうした情熱と研究開発への取り組みにより、世界150以上の国と地域で500万人を超える音楽ファンから高い評価を獲得。
HiBy Musicはその最先端の技術革新と、長年にわたる市場・製品への深い洞察を融合し、音楽再生のあり方を根本から再考。
2022年に登場した「RS8」から3年の歳月を経て、進化を遂げた新フラグシップモデル「RS8 II」を発表します。
レビュー動画「フジヤエービック」様
レビュー動画「e☆イヤホン」様
主な特徴

HiBy Music 独自の三大技術構成
「RS8 II」に新しく採用された「DARWIN III」では、前世代のDARWIN II からアーキテクチャ全体を刷新。抵抗素材や配置構造、FPGAの規模に至るまで全面的に見直し、プログラム処理能力を大幅に向上させました。
さらに、高精度抵抗器の採用とSMT実装前のマッチング精度向上により、D/A変換過程で生じる微細な誤差を徹底的に解析。HiBy Music独自のアルゴリズムによってこれを補正することで、歪みレベルを従来比で約1/10にまで低減しました。
この技術的進化が、より純度の高いアナログ再生と、自然で立体的なサウンドの実現へとつながっています。
「DARWIN III」は、高性能FPGA、R2Rネットワーク、独立電源設計の三本柱で構成されています。
1. 高性能FPGA
RS8搭載モデルの5倍にあたる100Kロジックユニットと、212基の高速DSPユニットを搭載。圧倒的な処理能力により、従来では実現不可能だったリアルタイム信号処理を可能にしました。
2. R2R ネットワーク
HiBy Music独自のR2R変換モデルをさらに発展。実測データに基づいてR2R ネットワークを再定義することで、理論値に依存しない精密なデジタル→アナログ変換を実現。また高速電子スイッチが個別の分圧抵抗を制御し、オリジナルのデジタルエンコードに忠実なアナログ信号を再現。これにより、高周波ノイズやデジタルアーティファクトを排除し、より自然で透明感のあるサウンドを提供します。
3. 独立電源設計
左右チャンネルを完全に電源分離し、クロストーク干渉を徹底的に排除。さらに多段階降圧回路の採用により電源リップル除去比 (PSRR) を大幅に向上させ、よりピュアでダイナミックな再生を実現しました。
R2R ネットワーク
~理論を超え、実測から導き出された新たな精度基準~
HiBy Musicは、R2Rネットワークを単なる理論モデルとしてではなく、”現実の挙動を持つアナログ系”として再定義しました。
従来のR2R 変換は、理論上の理想値を近似することで成り立っていましたが、HiBy Musicはその限界を超えるべく、実際のR2Rネットワークを測定・数値モデル化し、その実測データをもとに変換アルゴリズムを最適化。これにより、精度の上限は理論式ではなく、計算モデルが実際の回路挙動をどれだけ正確に再現できるかに置き換えられ、演算能力の向上とともに無限に進化し続ける構造を確立しました。
この実測主義アプローチは、初代「DARWIN I」から始まり、第三世代「DARWIN III」において大幅に拡張されたFPGA 演算能力によってさらなる高みに到達。理論的なR2R間隔ではなく、実際の物理ネットワークを忠実にトレースする変換を実現することで、デジタルからアナログへの移行過程で発生する誤差を極限まで抑制しました。結果として、DARWIN IIIは ≦0.0008% という超低歪率(THD+N) を達成し、よりアナログ音源に近い、自然な音楽表現を可能にしています。
この革新的な設計思想と成果は、中国において国家発明特許 (特許番号:ZL202110679601.X) として正式に認可され、HiBy Music独自のアーキテクチャの技術的優位性を裏付けています。
機能・性能
新たな王冠を戴くRS8 IIの象徴的インダストリアルデザイン
RS8 IIは、HiBy Musicのフラグシップとしての栄光を継承しながら、新たな時代の幕開けを告げるデザインへと進化しました。その象徴が、力と革新を意味する王冠(クラウン)のモチーフです。過去の栄光を受け継ぎ、未来への果敢な挑戦を象徴するその造形は、伝統と革新の融合を体現しています。
RS8 IIは、過去のデザイン哲学を継承しながらも、HiByが掲げる新たなデザインランゲージへのアプローチを明確に示しています。その中心にあるのが、アルミインゴットから削り出されたモノブロックシャーシ構造です。1枚のアルミニウムブロックから生み出される筐体は、6種類のCNC精密加工プロセスと17段階の製造工程を経て形成され、さらに19時間にも及ぶ手作業の研磨によって、卓越した質感と耐久性を実現。シャープなラインを描きながらも手にしっとりと馴染む形状は、工業製品でありながら芸術品のような存在感を放ちます。
幾何が光を放つ、精密のデザイン
ボリュームノブには王冠を模したクラウンデザインを採用。幾何学的なカットを施した金属表面は、光を受けてまるでダイヤモンドのような輝きを放ちます。
また触れた瞬間に指先へ伝わるクリック感や操作性にもこだわり、視覚・触覚の両面でHiByならではの精密なクラフトマンシップを感じることができます。
筐体に一体化された六角形ボタンは、HiBy独自のDARWINアーキテクチャを象徴し、側面のラインと光の反射が角度によって表情を変える美しい造形を描き出します。
アルミ二ウムが描く、強靭さと優雅さのバランス
RS8 IIの筐体は航空宇宙グレードのアルミニウム製シャーシとガラス製バックプレートを採用。軽量でありながら高剛性と優れた耐久性を両立しています。放熱性にも優れており、長時間の駆動時でも安定したパフォーマンスを維持。シャープでエッジの効いた造形でありながら、手のひらにしっかりと馴染むエルゴノミクス設計によって、411gという軽量かつ絶妙なバランスのボディを実現しました。長時間のリスニングでも手に疲労を感じさせず、自宅でも外出先でも快適な操作感を提供します。芸術性と実用性を高次元で融合させたこのRS8II の筐体デザインは、まさに「未来に語り継がれるマスターピース」と呼ぶにふさわしい仕上がりです。
新開発「Adaptive Amplifier」
Class A の力強さとClass AB の効率性を融合
RS8 II は、HiBy Music独自のAdaptive Amplifier(アダプティブ・アンプ)を搭載。従来のモデルでも搭載されているClass AとClass ABアンプそれぞれの長所を組み合わせた革新的なシステムです。
Class Aアンプは常に最大出力で動作するため、豊かな駆動力と即応性、そして優れた音質を実現しますが、その一方で発熱と消費電力が大きく、再生時間に影響を与えます。一方、Class ABアンプは効率性に優れ、より長時間のバッテリー駆動を可能に。
RS8 IIのAdaptive Amplifierは、再生中の音楽信号をFPGAがリアルタイムで解析し、瞬時に最適な駆動モードへ切り替えます。大きなエネルギーが必要なアタック音が発生する20ミリ秒前にClass A モードへ自動切替し、繊細なパートや静かなシーンではClass ABモードの64段階制御によって効率的な駆動を実現。これにより、音質と再生時間の両立を可能にしました。
ハイパフォーマンスを極めたコア
Qualcomm® Dragonwing™ QCS8550 プラットフォーム搭載
RS8 IIは、ポータブルオーディオ機器としては異例の高処理能力を誇るQualcomm® Dragonwing™ QCS8550 SoC (Snapdragon® 8 Gen 2 相当プラットフォーム)を搭載。
最大2,500 GFLOPSの処理性能を発揮する革新的な1+4+3構成CPU と、48 TOPSの性能を誇る第8世代AIエンジンを組み合わせたアーキテクチャにより、音楽再生だけでなく、複雑なオーディオ信号処理やマルチタスクを余裕をもってこなします。
マルチプロセッサ構成が生み出す圧倒的処理能力
CPU、GPU、NPU、FPGA、DSP で構成されるこの強力なコンピューティングアレイは、HiBy が目指す「音楽再生の未来を切り拓く中枢」として機能します。大容量16GB RAMと512GB ストレージ**(さらに最大2TB microSD対応)を組み合わせることで、高解像度のアルバムアートなどを含む巨大なロスレス音源ライブラリの管理/ストリーミングアプリの快適な動作/DAC 上流での高度なリアルタイム音質最適化など、あらゆるシーンで圧倒的なパフォーマンスを発揮します。
HiBy Music 独自のオーディオプラグインシステムによって、シンプルなEQ調整から、サウンドステージやダイナミクス全体を再構築するようなプロフェッショナルレベルの音質チューニングまで自在に実現可能。進化したDarwin III FPGA+DACシステムが、オリジナルのビットパーフェクト再生から処理済みアップスケーリング音源まで、ポータブルオーディオの限界を超える再生体験を提供します。
AIが過去の音を蘇らせる新機能「Sankofa」搭載予定
※今後のファームウェアアップデートにて公開予定です。
HiBy Music独自のAI音響再現システム「Sankofa(サンコファ)」は、自社のラボで実際にサンプリングしたオーディオデータを基に、AI分析モデルが各トーンの特徴を学習。その結果として、LP、MD、CD、カセットデッキ、リール式テープデッキなど、さまざまなクラシックオーディオ機器の音響特性をリアルタイムで再現・シミュレートすることが可能になりました。これらの再現処理は、RS8 II内部のグローバルオーディオ再生プロセス上で実行され、Qualcomm® Dragonwing™ QCS8550が持つ圧倒的な演算性能と、CPU+GPU+NPU+FPGA+DSPによる高密度な並列処理によって実現しています。
「Sankofa」という言葉は、ガーナ語で“過去を振り返り、そこから学ぶ”という意味を持ちます。この名の通り、Sankofa機能はHiByが積み重ねてきた音響の歴史と最新AI技術を融合させ、懐かしくも新しい音楽体験を提供します。
圧倒的な駆動力と持続性能を実現した高電圧・大容量バッテリー
RS8 IIは、HiBy Musicとして初めて直列接続型バッテリー構造を採用しました。46.8Whという大容量バッテリーは、ポータブルオーディオとしては異例の電力供給能力を誇り、ヘッドホンアンプをはじめとする高出力回路へ常に安定した高電圧を供給します。これにより、電圧の変動に左右されることなく、壮大でスケール感のあるサウンドスケープを再現。ダイナミックレンジの広いオーケストラから、瞬発力を求められる低域のアタック音まで、あらゆる音楽ジャンルにおいて余裕のある駆動を実現します。
さらに、RS8 IIは最大12A(PD3.0規格換算で約80W)の高電圧充電に対応。急速充電プロトコルによって、従来モデルと比較して充電速度が大幅に向上しました。外出先でも短時間の充電で長時間の再生が可能となり、リスナーのライフスタイルに寄り添う実用性を備えています。また、直列接続型バッテリー特有のノイズ耐性と電圧安定性が、オーディオ回路全体のS/N比と解像度をさらに引き上げ、低域から高域までの一貫したエネルギーバランスを実現。この新しい電源設計は、単なる駆動力の強化にとどまらず、音楽の再現力を根底から支えるエネルギー源として機能します。高音質・大出力・長時間再生、そのすべてを両立するこのバッテリーシステムこそが、RS8 IIを次世代のフラグシップの頂点へと押し上げる原動力です。
音楽のために一から設計されたOS「HiByOS Android」
HiBy Musicが独自に開発した「HiByOS Android」は、プロフェッショナルなオーディオ再生のために最適化されたシステムです。
音声処理の最初のコード行からハイレゾ再生に特化して設計されており、一般的なAndroid OSで発生するリサンプリング処理を完全に回避。その結果、サードパーティ製アプリでもビットパーフェクト出力を実現しています。
10年以上にわたる研究開発の成果として誕生したHiByOSは、音質だけでなく、操作レスポンスの面でも一般的なスマートフォンに匹敵する快適さを備えています。現在では、世界中の数多のオーディオファンに愛用されています。
圧倒的な再生精度を実現した専用フェムトクロック2基搭載
RS8 IIは、デジタルオーディオ再生の精度を極限まで高めるため、44.1kHz系と48kHz系の音源それぞれに対応する2 基の専用フェムトクロック水晶発振器を搭載。フェムトクロックはジッター(時間軸の揺らぎ)や位相ノイズを極限まで抑制し、デジタル信号を正確なタイミングで処理。その結果、音の粒立ちや空間表現が一層向上し、複雑なオーケストラやライブ録音でも、楽器の位置関係や演奏のニュアンスまで明瞭に再現します。また、アナログ変換の最初の段階から高忠実度の基盤を築くことで、RS8II はDSD1024、PCM1536、MQA16x展開まで対応。ポータブルオーディオとしてかつてないレベルの高解像度再生を可能にしています。
豊富な出力オプションにより多様なリスニングスタイルに対応
RS8 IIは、さまざまなオーディオ環境に対応する豊富な出力端子を備えています。USB DAC出力、SPDIF デジタル出力、I²S(HDMI ミニタイプC)出力、4.4mmバランスラインアウト出力、3.5mmヘッドホン/ラインアウト兼用端子、4.4mmバランスヘッドホン出力、そしてBluetooth 出力まで、幅広い接続方式をサポート。ユーザーのリスニングスタイルや機材構成に応じて、柔軟なオーディオシステム構築が可能です。
※ USB DAC入力およびBluetooth入力機能については、今後のファームウェアアップデートにて順次対応予定です。
高速・高効率な操作性を支える高性能ハードウェア
RS8 IIは、5.4インチのフルHD(1080p)ディスプレイが鮮やかな色彩で
アルバムアートやUIを美しく映し出します。
さらに、高速Wi-Fi 7、USB 3.2 Gen2(最大10Gbps転送)、そしてPD 3.0急速充電に対応し、日常の操作から音楽転送まであらゆる面でスムーズなパフォーマンスを実現しました。
製品仕様
| OS | Android 13 |
| SoC | Qualcomm Dragonwing QCS8550 (Snapdragon 8 Gen2相当プラットフォーム) |
| DAC | DARWIN III |
| オーディオフォーマット | DSD1024, PCM1536kHz/32bit, MQA16X |
| 出力端子(アナログ) | Phone Out&Line Out:3.5mm (兼用) Phone Out:4.4mm BAL Line Out:4.4mm BAL |
| 入出力端子(デジタル) | I2S, USB-Type C(S/PDIF, USBオーディオ出力) ※ファームウェアアップデート後に「USBオーディオ入力」を実装予定。 |
| Wi-Fi | Wi-Fi7 MIMO(802.11be) |
| Bluetooth | Bluetooth 5.3 (送信のみ) ※ファームウェアアップデート後に「受信」を実装予定。 |
| ディスプレイサイズ | 5.5インチ |
| ディスプレイ解像度 | 1080×1920 |
| RAM | 16GB(LPDDR5-4200MHz) |
| USBポート | USB3.2 Gen2(最大10Gbps) |
| 内蔵ストレージ | 512GB |
| マイクロSDカード | 最大2TB |
| 寸法 | H148.5 × W75.7 × D24.1 mm |
| 重さ | 411g |
| バッテリー容量 | 6,000mAh / 7.8V |
| Bluetoothコーデック(出力) | aptX Adaptive, aptX lossless, aptX-HD, aptX, LDAC, AAC, SBC |
| Bluetoothコーデック(入力) | LDAC, AAC, SBC |
| 筐体素材 | 航空宇宙グレードのアルミ二ウム製シャーシ + ガラス製バックプレート |
| 再生時間 |
Class AB 3.5mm:約20.7時間 4.4mmBAL:約19.0時間 Class A 3.5mm:約15.0時間 4.4mmBAL:約10.9時間 Adaptive Amplifier 3.5mm:約17.0時間 4.4mmBAL:約15.0時間 |
| 急速充電 | PD 3.0 80W |
| 充電時間 | 約2時間(0% - 100%) |
| 付属品 | Leather Case ユーザーガイド Type-C to Type-C 充電ケーブル 保護ガラスフィルム ダストプラグセット 保証書(1年間) |
※付属品は、メーカーの予告なく変更されることがございます。






















