Unique Melody
Mason II
普遍的ながらも個性のあるサウンド
「MASON II(メイソン II)」は、過去にUnique MelodyとMix Waveが共同開発を行い完成させたユニバーサルフィットモデル「MASON」の後継機として、およそ2年の時を経て完成させた新しいIEMです。
この新しいMASON IIにはMASONの時とは異なる12基のBAドライバー(バランスドアーマチュア ドライバー)を搭載し、低域と中域向けの計8基のBAドライバーは、Unique MelodyがBAメーカーに対して特注でカスタマイズを依頼している独自のBAドライバーです。
そして私たちとしては初めて、オープン型BAドライバーとBA機でありながらもイヤホン筐体のフェイスプレート部にポート(孔)を設け、エアーフローを最適化する機能を合わせ持った全く新しいIEMデザインをこのMASON IIに採用しました。
音導管にはプラチナ塗装の合金サウンドチューブ(Platinum Plated Metal Sound Tube)を使用した事で、BAドライバーからのサウンドをよりストレートに音導孔まで伝達させる事が可能となりました。
主な特徴
MASONという作品
「MASON」という作品は、2014年の春、Unique Melodyがメーカーの方針として「各国の正規輸入代理店の意見を取り入れながら、それぞれの土地柄にあったIEM製品を投入していく」という大きな転換を決めた事を皮切りに、Mix WaveとUnique Melodyが日本市場向けに共同開発をスタートさせ完成させた最初の作品の一つです。MASONのチューニングは常に対となる「MAVERICK」に対し行われ、今回このMASON IIに求めたモノは「普遍的ながらも個性のあるサウンド」です。「普遍でありながら、個性的である」という一見矛盾した考え方にヒントを与えたのは、とあるブレンデッドウイスキー。そのブレンデッドウイスキーから普遍的でありながらも個性を備えている為「飽きがこない」という、互いを活かし合う価値の見出し方にヒントを得つつ、個性という面においては、ライブ会場にいるかのような圧倒的な臨場感、空間表現を目指しました。これはふと訪れたロック・バンド「TOTO」の日本武道館ライブで生々しいサウンドを目の当たりにし、なんとかその時の感覚をイヤホンを通して再現できないものかと考え始めた事が始まりでした。
オープン型BAドライバー × エアーフローの最適化
MASON IIに搭載した12基のBAドライバーの内、中域向けに採用した4基は「オープン型BAドライバー」と呼ばれるBAドライバーの筐体背面にポート(孔)が設けられたBAドライバーです。これに対し、イヤホンの筐体側にもポート(孔)を設けることでエアーフローを最適化し、音場感豊かなサウンドを実現しています。
音導管にプラチナ塗装の合金チューブを採用
音導管にはプラチナ塗装の合金素材を使用し、これまでに使用してきた音導管とは異なるIEM設計を採用しています。金属素材の音導管を使用することで、音をよりストレートに外へ伝える事ができます。
製品仕様
ドライバー | バランスド・アーマチュア型 |
ドライバー構成 | 12ドライバーLow x 4, Mid x 4, High x 4 |
クロスオーバー | 3ウェイ・クロスオーバー |
周波数特性 | 20Hz - 20kHz |
入力感度 | 111.4dB |
インピーダンス | 22.1Ω |
入力端子 | 3.5mmミニ端子 |
付属品 |
IEM Cable メタリック キャリングケース イヤーチップ(シリコン・フォーム) クリーニングツール Comply TSX-500 保証書 |
保証期間 | 本体:1年 付属品(ケーブル含):2週間 |
使用上の注意 | イヤホンのソケット部はメーカーがハンドメイドで一つ一つ作成しております為、個体差がございます。その為、LRでケーブルの2ピンの挿さり具合に差が生じる可能性がございますが、こちらは「仕様上のもの」になります。 |