Benson Amps
Preamp Pedal
「プリアンプ」の名を冠したドライブペダル
Preamp Pedalは「プリアンプ」と言う名前ですが、いわゆる「ドライブペダル」にカテゴライズされるエフェクターです。
では何故「プリアンプ」と言う名前なのでしょうか…?
【サウンド ~Chimera 30とPreamp Pedalの関係~】
多くのプレイヤーがそのトーンのすばらしさを愛してやまず、オーナーのChris Bensonが作るチューブアンプは半年以上の予約が必要となるほどの人気です。Chrisがその中でも人気の高いチューブアンプChimera 30Wの回路をベースに開発したペダル、それがPreamp Pedalです。
▲ Benson Amps Chimera 30W
Preamp Pedalは真空管の代わりにFETトランジスターを使用していますが、サウンドのイメージは真空管アンプChimeraそのもの。
Preampという名は単純にプリアンプの回路をモデルにしているため冠された名であり、実際はクリーンブーストからクリーミーなオーバードライブ、ファズのような太いディストーションまでの幅広いゲインレンジを持っています。
通常のドライブペダルとは異なりダイオード・クリッピングをしていないためダイナミックレンジが広く、ゲインを上げても音像を狭めるようなコンプレッションを感じません。ブティックアンプの手前に接続してONにした時にも、アンプが本来もつダイナミックレンジを充分に活かせます。
ギターのボリュームを下げても、レンジを残したままゲインが下がる追従性も特筆すべきものがあります。
EQのレンジこそ違えどダイナミックレンジの広さを利用し、ベースを接続してRUSHやYESのようなエッジの立った歪みをアンプで作っていた時代のロックサウンドを求めるのも面白いかもしれません。
大学で詩を学び、楽器店に勤めたこともなく、好きなものを突き詰めた結果、生み出されたPreamp Pedal。彼が率いるBensonのプロダクトは、多くのミュージシャンの共感を得ることが出来ると信じています。
このPreamp Pedalは、彼のこだわりと情熱を詰め込んだ魔法の箱と例えられるかもしれません。Preamp Pedalをお気に入りのアンプに繋いでみてください。きっとその意味が分かっていただけることでしょう。
トーンコントロール
上質のドライブサウンドを、BassとTrebleの2トーンコントロールが彩ります。ギターのサウンドの美味しいところに引っかかる扱いやすいハイパス/ローパスフィルターですが、掘り下げていくと様々なトーンが作り出せる懐の広さが感じられることでしょう。
BASSコントロールはサウンドのキャラクターの肝となっており、Benson AmpsのMonarchや他社アンプでも見られる「アメリカン」と「ブリティッシュ」スイッチを切り替えたような変化が得られます。
リッチなハーモニクスとレスポンスは正に「アンプライク」。伸ばしたいところで伸び、止めたいところで止められる。非常にコントロール性の高いトーンで、そのキャラクターはハイゲイン設定でも、クランチトーンでも失われることはありません。
プロフェッショナルレビュー
イケベ楽器アンプステーション様によるレビュー:
ZENTA様によるレビュー:
【 インタビュー記事 】
増崎孝司 meeets... Benson Preamp Pedal
製品仕様
電源 | 9VDC/50ma電源アダプター、9V(006P)電池 |
サイズ | 11.8×9.2×5cm / 356g(電池含む) |